【イタリア・英国・アメリカ~テーラードスーツ“3大スタイル”を一気に理解する!】

query_builder 2025/12/26
【イタリア・英国・アメリカ~テーラードスーツ“3大スタイル”を一気に理解する!】

テーラードの世界は大きく”イタリア・イギリス・アメリカ”の3系統に分けられます。
この3つを押さえておくと、ヴィンテージのスーツやジャケットを選ぶときに
“なぜその服がそう見えるのか”を理解できるようになります。

では、それぞれの特徴を 「仕立て」「シルエット」「着心地」「印象」 に分けて解説します。


1. イタリア物(Italian Tailoring)
― 軽快・柔らかさ・色気の塊

■ キーワード

軽さ・柔らかさ・曲線美・エレガンス

■ 仕立ての特徴

肩パッドが薄い or ほぼ無し

アームホールは小さめ、袖付けは高く“いせ込み”が多い

柔らかい毛芯、接着芯を極力減らす

手縫いを多用するサルトリア文化(ナポリ系に顕著)

■ シルエット

ウエストを程よく絞った“くびれ”

ラペルはややワイドで優雅な返り

肩は自然な丸み(“マニカ・カミーチャ”=シャツ袖付けが代表)

■ 着心地

とにかく軽い

肩が動く、腕が上がる

ジャケットを着ていることを忘れるような“柔らかさ”

■ 印象

色気のある都会的な雰囲気

高揚感のある美しさ

カジュアルにも馴染みやすい

■ 代表地域

ナポリ(最軽量・最柔軟)/ミラノ(洗練・都会的)/ローマ(中庸で上品)/フィレンツェ(華やか・芸術的)


2. 英国ブリティッシュ物(British Tailoring)
― 構築美と威厳。テーラードの起源

■ キーワード

構築的・重厚・伝統・軍服の名残

■ 仕立ての特徴

肩パッドあり、ロープドショルダーが多い

しっかりした毛芯 → “立体的な胸”をつくる

前肩設計で姿勢良く見える

裾はやや長め、品格重視

■ シルエット

直線的で男性的

胸のボリュームが出る

腰ポケットはフラップ、大抵はセンターベント

裾が揺れず、重厚感がある

■ 着心地

重みはあるが、そのぶん“着た時の安心感”が強い

姿勢が良く見える

軍服のルーツゆえ「引き締まった着こなし」

■ 印象

威厳・真面目・紳士

フォーマル寄り

政治家・銀行員・弁護士……というイメージを持たせる

■ 代表地域

ロンドン(サヴィル・ロウ)/スコットランド(ツイード文化)


3. アメリカ物(American Tailoring / IVY Style)
― リラックスと合理性。“肩の力の抜けた紳士服”

■ キーワード

合理的・ゆとり・自然体・アイビー

■ 仕立ての特徴

肩パッドは薄いが、イタリアほど“柔らかさ推し”ではない

ストレートで四角いシルエット

3つボタン段返り(3-roll-2)が象徴的

胸の構築は控えめで「着やすさ」を重視

■ シルエット

体に沿わせすぎない“ゆるいストレートライン”

ラペルは細め?標準

ボックスシルエット

背中はセンターベント

■ 着心地

締め付けが少なく動きやすい

“何も考えずに羽織れる”安心感

日常着として成立する快適性

■ 印象

知的・大学的(アイビー)

カジュアルな品の良さ

上品だが堅苦しくない

■ 代表地域

東海岸アイビー(ニューヨーク/ボストン)
ブランドでいえば Brooks Brothers や J.Press が象徴

【まとめ】3つの違いを一言でまとめると…


イタリア→ 軽快・色気、柔らかい、軽め・しなやか、エレガント
英国 → 構築・威厳、角ばる、重厚・ハリ、フォーマル感
アメリカ→ 自然体・合理、低めで自然、中肉・ベーシック、カジュアル寄り

以上、皆さまの求めるスーツに巡り合うための情報整理になれば幸いです。


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アルティジャーノ チャオ 東京銀座店

住所:東京都中央区銀座1丁目19−12 八木ビル 3階 B室

電話番号:03-3564-9530

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